買取事例

アラヤ ラレークラブモデル・TAクランク改をお譲り頂きました。

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弊店のお隣の街、埼玉県熊谷市からのお持ち込みで、ラレーのクラブモデル(改)をお売り頂きました。どうも有難うございました。

ラレーはご存知イギリスのメーカーで、アラヤがライセンス生産をしているものです。
「クラブモデル」とは、イギリスの車種体系で、サイクリングクラブ員たちのモデル、つまり泥除けを外せばそのままロードレーサーにもなる自転車です。平地の多い英国では、かつてはダブルコグ(車輪をひっくり返すと固定/フリーになる)だったり、スターメーアーチャーのような内装変速機が主流で、山の多いフランスと違い外装変速機が発達しませんでした。
日本も昔は英国風のロードスタータイプ、日本でいえば実用車のようなタイプの自転車でサイクリングに行っていたものです。
それがルネ・エルスに代表されるフランスの車種体系が入ってきて、日本は一気にフランス流の自転車に傾いていった訳です。
そうはいっても、英国自転車については、日本では小池 一介氏(『華麗なる双輪主義 スタイルのある自転車生活』の著者)に代表されるように非常にマニアックな方が多いジャンルではあります。
小職も、ベレー帽を被って正装してロードスターに乗っている方を存じあげておりますが、それはそれはジェントルマン!という感じで、とても素敵なお姿でした。

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遊びココロで色々と改造をされていらっしゃいまして、ハンドルを日東のフラットタイプに変更されている点と、ギアクランクをフランスのTA・クリテリウム52×48Tに換装されております。
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サドルはGILLES BERTHOUD /ジルベルソー(ギルベルソー)。ソローニュのバッグで有名ですね。
フランス本国ではパーツ以外でも完成車も販売しています。ジルベルソーのサイトはこちらです。

このように日・英・仏と、日本のサイクリングの歴史を1台で表現するような、楽しい自転車となっておりました。
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三月銀輪館では、このようにカスタマイズされたロードバイクも買取させて頂きます。
店頭買取はもちろん、出張買取もお受けしておりますので、詳しくは、三月銀輪館のサイトまたはフリーダイヤル:0120-68-3196(10-20時)まで、お気軽にご相談下さい。

CASATI(カザーティ)ロードバイクをお売り頂きました。

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店頭持ち込みで買い取りさせて頂きました1台。
イタリアのモンツァに構えるカザーティは創業が1920年。砂田弓弦氏の94年出版の本では年間生産台数が1400~1500台。MTBは1割で残りの9割がロードレーサー、製品7割が海外向け。一方、同じく99年のサイスポでは1500~1700台、100%ロードレーサー、家族を中心に従業員8名体制の記述があります(後注)。その紙面から砂田氏の記述を少し引用しますと、「ワイシャツ姿で溶接する2代目」のキャプションと共に-
<材質はスチールとアルミが半々で、イタリア向けはスチールが多く、海外向けはアルミが多いという構成だ。パイプはコロンバスとデチャダイを使用している。「スチールとアルミについては一長一短だね。スチールは若干重いけど、耐久性がある。アルミは軽いけど耐久性に欠ける。でもオレ(=当時の2代目店主、ジャンニ・カザーティ、現在は3代目)はアルミのあの太い感じが好きなんだ。某社のようにあまり行き過ぎては行けないけどね」とやっぱり見た目を大事にする。><(アルファロメオ)”156でオネーチャンもイチコロよ”的雰囲気が、このカザーティにもあると思う(中略)とにかく掛け値なしに美しい。>
(注」『イタリアの自転車工房 栄光のストーリー』アテネ書房1994年/『サイクルスポーツ』1999年7月号)
※もちろん、当時の状況のため、現在ではアルミよりもカーボンモデルを製作しております。ご参考:カザーティのサイトはこちら。4

ステーのフタの部分や、シートピラーの刻印。
日本での代理店は一時、岩井商会等が扱っておりましたが、現在はアクションスポーツさんが窓口となっております。デローザ、コルナゴ、チネリ・・・に比べると日本では少々マニアックなブランドといっても良いかもしれませんね。2 フレームはコロンバス。フロントーフォークの肩や、Wレバーの先、ステム横の刻印がオシャレなカザーティらしく素敵です。ダウンチューブに<made in Italy>のマーク有り。現在まで一貫してイタリア国内生産を貫いています。
ちなみに、バーテープに注目!キャットアイのシャイニィです。恐らくデッドストック品を巻かれたのでしょう。
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<真珠の輝きを思わせる鮮やかな色彩で、高級スポーツ車にはベストな組み合わせです。みずみずしい肌ざわりは巻きやすく、雨や汗、汚れにも変化しません>サイクルスポーツ1982年10月号の広告より。
当時はキャットアイはまだブランド名、「株式会社津山金属製作所」が社名でした。3カンパでまとめた1台。フリーは6S、リアメカは恐らくビクトリーコルサと思われます。総合的に判断して、1980年代のロードレーサーと思われますが、如何でしょうか。
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三月銀輪館では、ロードレーサーを高価買取しております。国産・海外の各ブランド、メーカー車からフルオーダー車まで、”ふつうの買取店”では取扱が難しいロードなら、是非一度、三月銀輪館にご相談下さい。フリーダイヤル:0120-68-3196(10-20時)またサイトより、お気軽にどうぞ。

昔のロードバイクを買取(ケルビムのプロムナード)

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今野製作所(ケルビム)のプロムナード(軽快車)仕様を栃木県にて出張買取でお売り頂きました。有難うございました。
もともとはランドナー仕様で、パスハンティング(峠越え)に使用していたとのこと。若いころ、この自転車で幾つもの峠を超えたそうです。
その後、チェーンガード等を装着して、プロムナードとして第二の人生を過ごしました。実測で約13kg。

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フレームはレイノルズ531。ダイナモのコードは内蔵。
カンチブレーキはクロスボウ。
黄色の線引は恐らく自作と思われます。

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サンプレのチェーン・ガード。クランクはプロダイ。リアは5s。
その他の仕様としましては、
・リム:スーパーチャンピオン
・ハブ:ノルマンディ36H
・ステム:ミラレモ
・ハンドル:日東オールラウンダー
・リアメカ:カンパニョーロ ヌーボレコード
・サドル:藤田プロフェッショナル スーパー
・テール:ルクソール
ステムの固着をはじめ、リムの振れ等もあり「要レストア」品ではありますが、三月銀輪館では、このような昔の自転車も買取させて頂きますので、お気軽にご相談下さい。
三月銀輪館のサイトまたはフリーダイヤル:0120-68-3196(10-20時)よりご連絡下さい。

ランドナーを出張買取(神金自転車商会/ペガサス)1970年代後半

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埼玉県のお客様より、1975年頃?のペガサスのオーダーランドナーをお売り頂きました。どうも有難うございました。
タイヤは650B仕様。マファックのセンタープル、ユーレーの変速機、イデアル90(ダニエル・ルブールのサイン入)サドル、ブルーメルの泥除け等をアッセンブルしています。
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マッドガードに装着した白いフラップが、実用にもアクセントにも、どちらにも良い感じですね。
電装系は、お団子のランプと探検ライトの定番の二刀流。リムはスーパーチャンピオン。
3 モザイクかけで恐縮ですが、アウターのチェンリングについては、前所有者様のイニシャルの模様になっておりました。まさにスペシャルメイドですね。シートステーのゴム帯も定番です。

3aシートチューブに貼られた神金自転車商会さんの「J」シール。もちろんクロモリのフレームです。
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ヘッドマークのペガサス。
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Jマークの入った、オリジナルのフロントバッグ。これも貴重です。
神金自転車商会は明治39年創業という老舗店です。店名の由来をサイトから引用致しますと『神金自転車商会の所在地である「調布市菊野台」は、その昔「神代村金子」という地名であった。その神代村金子より頭文字を一字づつ取ったのが「神金」の名称の由来である。 現代なら調菊自転車商会…地名町番変更後もこの「神金」を屋号として現在に至っている。』とのことです。


ランドナーやツーリング車の買取は三月銀輪館へ是非ご相談下さい
フリーダイヤル:0120-68-3196(10-20時)または三月銀輪館のサイトからお気軽にお問い合わせ下さい。お待ちしております。

古いロードバイク買取/ラピエール スペシャル・ツール・ド・フランス 1970年頃?

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東京都のお客様より1970年頃のLapierre の”Special Tour de France”を無料出張にてお譲り頂きました。有難うございました。
フレームを入手されて以来、年代に合うようにパーツをコツコツ集められ、1年かけて完成された逸品です。
サイズはC-Tで約510ミリ。ヨーロッパ製のため大柄なサイズが多い中、小さなサイズは貴重かもしれません。
防犯登録も最寄りの自転車店でお客様にて抹消手続きを頂きました。お手数をおかけいたしました。
ちなみに他店様の最低見積価格は弊店の約1/4だったそうです。買取価格としてもご満足を頂きまして、弊店も嬉しく思います。
1-3センタープルのブレーキはCLB レーサー。ブレーキシューはデッドストック品を装着。
シフトレバーはユーレーのジュビリー(バンド止め)1-4 フレームはレイノルズ531。マーク付。1-5 ギアクランクはストロングライト93。52☓42T、170ミリ。
Fメカはユーレーのアルビー。
ペダルはリオター、タイヤはコンチネンタルのGIROです。
1-6 リアメカはユーレーのアルビー。ホイールはMavic Monthrely Pro、36H。1-7消えかかっておりますが・・・、「スペシャル・ツール・ド・フランス」の文字があります。

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その他
・ヘッドセット/BB:カンパーニョロ ヌーボレコード。
・ハブはマキシカーのショートフランジ。
・ステムはATAX、ブレーキレバーはCLB。
・シートピラーはサンプレックスのバッヂ付。
・サドルはサンマルコのロールス。
以上となります。
この度はお譲り頂きまして、どうも有難うございました。


三月銀輪館では昔のロードレーサー、現行のロードバイクなど、皆さまの大切な自転車を高価買取させていただきます。
お問い合わせはフリーダイヤル:0120-68-3196(10-20時)または三月銀輪館のサイトよりお気軽にご相談下さい。お待ちしております。

チタン&カーボンのロードバイク(マングース)を買取致しました。

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埼玉県にお住まいの方より、ロードバイクを出張買取させて頂きました。有難うございました。
フレームはチタン、フロントフォークはカーボンのこのモデルは、米国マングース社のロードバイクです。コンポーネントはシマノ105。
マングースといいますとBMXの老舗メーカーですが、このようにロードレーサーも発売しておりました。
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ところでシートチューブには、PIEA21のマーク。今は亡き「ヨコハマサイクリングセンター シマダ」さんのお店ですね。実は小職は訪れたことが無いのです。お客様からお店の昔話を伺って、閉店前に是非一度訪問したかったと悔やみます。
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1988年4月のサイスポ広告より。
エベレスト、トーエイ、ケルビム、三連勝、ロイヤルノートンといったハンドメイドビルダー車も取次。ショップオリジナルとしては、ロードレーサーが「エスポアール」、ツーリング車が「ギャルソンヌ」ブランドでした。
「シマダはいつもサイクリストのことを真剣に考えています」。この熱いフレーズの広告で是非一度行ってみたいと思っていたのですが・・・。

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こちらは「ニューサイクリング誌増刊 スペシャルメイドサイクル総覧」(1979年5月)広告より。熱気が伝わる写真ですね。
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三月銀輪館ではロードバイクを高価買取しております。
現行のロードレーサーから昔のビンテージモデルまで、フリーダイヤル:0120-68-3196(10-20時)または三月銀輪館のサイトより、どうぞお気軽にご相談下さい。

トーエイの650Bランドナーを出張買取させて頂きました。

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神奈川県にお住まいのお客様より東叡社のランドナーをお売り頂きました。1978年にオーダーされとのこと。有難うございました。
折角ですので一部ご紹介させて頂きましょう。
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フレームサイズは500ミリと、やや小柄な方向けのサイズです。その為にブレーキはギドネット使用になっておりますね。
左に探検ライト、右にダイナモからのライトの定番の仕様です。泥除けに線引あり。見えづらいのですが、ガードの先端に風切りとして、1ペニー硬貨を背負った豚のマスコットが付けられています。ドイツのお土産品でしょうか、可愛らしいですね(^^)
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ストロングライトのクランクとギア板。Fメカはカンパ。
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Rメカはカンパのヌーボレコード。
その他、ノルマンディーのラージハブ、イデアル90サドル、NISIのリム、マファックのカンチブレーキ等。
リヤタイヤとチェーンステーが接触しており、要メンテナンス車ではありますが、もちろん当店では喜んで買取させて頂いております。
貴重なトラディショナルなオーダー車を有難うございました。


オーダー自転車をご整理予定の方、ぜひ三月銀輪館へお気軽にご相談下さい。
フリーダイヤル:0120-68-3196(10-20時)のお電話でもOKです。
詳しくは三月銀輪館のサイトを御覧ください。

自転車パーツ「カンパニョーロ50周年」を買取させて頂きました。

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栃木県のお客様よりカンパ50周年モデルをお売り頂きました。
有難うございました。
写真の通り、銀バッジがやはり良いですね。創業が1933年ですから、この記念モデルが発売されたのが1983年、奇しくも創業者のトゥーリョ・カンパニョーロが逝去したのと同じ年でした。
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その時代のカンパのカタログがありましたので、掲載してみました(クリックで拡大します)。
その内、ツーリングモデルの紹介文がなかなかでしたので引用してみましょう。

スポーツツーリングを行うということは、プロレスに勝つということと同じことではないのは明らかである。しかしながら、自転車スポーツ愛好者には共に走るパートナーと競うという気持ちと、小春日和だけ自転車で走ってみるという人々とは違うという精神が常にある。
それ故に、これから多くのサイクリング愛好者の中に、自らの自転車機能を理解したいという繊細な気持ちがみられる。(中略)ツーリング用自転車には全レベルの要求を満たす、すなわち走者の可能性を計算し、不要な労力を省くという部品校正が必要である。労力を要するサイクリングを成し遂げるために変速に伴う小さな雑音(すなわちまさつと労力消耗)にも特殊な配慮が要る。

かなり仰々しい訳文?なのかもしれませんが、フラッグシップとしてのカンパの自信が現れている文章ですね。1年後の1984年、シマノからインデックス機能がいよいよ登場し、ここからカンパ VS シマノの競争時代に入っていく訳です。


三月銀輪館では最新のパーツからクラシックパーツ/オールドパーツ/ビンテージパーツを買取させて頂いております。未使用品なら更にUP、使用品でもOKです。
是非一度、三月銀輪館のサイトまたはフリーダイヤル:0120-68-3196(10-20時/年中無休)までお気軽にご相談下さい。お待ちしております!

折り畳み自転車(ダホンMu SL)をお売り頂きました。

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埼玉県にお住まいの方よりフォールディングバイク、ダホンMu SLの2011年モデルをお譲り頂きました。有難うございました。
ダホンも意外と?歴史が古く、第一号機は1982年だそうです。もともと、折り畳み自転車自体にも歴史もあり、当初は軍用自転車として発展していきました。
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『自転車の歴史 200年の歩み・・・誕生から未来車へ』(ドラゴスラフ・アンドリッチ、ブランコ・ガブリッチ著、ベースボール・マガジン社、1992年)によると、「1895年、フランス陸軍第87歩兵連隊のジュラール大尉は、おそらく世界で初めて折り畳み式の自転車をつくる。重さはわずか14キロ。1分以内に折畳み、二つの車輪を重ねて背負うことが出来る」とのこと(写真も引用)
本の写真を見ると、今の折りたたみ方式と良く似ていることが分かります。

軍用以外でも、日本ではワンタッチピクニカなど、親しまれた自転車もありましたが、本格的なサイクリング用として認知されたのは、上記のダホンやブロンプトンなどが有名だと思います。

あえて不利な点を挙げれば・・・、車輪が小さいので漕ぐのを止めると止まりやすいこと(慣性モーメントですね)、リヤディレーラーが地面に近いので、ちょっと気にする点があるかもしれません。しかし、その点を上回る楽しさが、折畳み自転車にはありますね。

三月銀輪館では折り畳み自転車やミニベロ(小径車)を買取しております。ダホンやブロンプトン以外でも、アレックスモールトンや、オーダーメードではいちかわさんのリバーワンなど、多種に対応させて頂きます。
まずはお気軽にフリーダイヤル:0120-68-3196/10-20時)または三月銀輪館のサイトよりご相談下さい。お待ちしております!

 

NJSピストのフレームを買い取り致しました。

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今は無きシクロウネ・三連勝ブランドのピストフレームを買い取りさせて頂きました。
どうも有難うございました。
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パイプはイシワタのスーパーストロング・ダブルバテッド。
BB裏にNJS認定マーク入りです。
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写真は「ニューサイクリング誌1977年6月号」広告より。
法政大学-丸石自転車で選手だった今野義氏が元々「ケルビムサイクル」として設立したお店であり、お兄さんの今野仁氏が「今野製作所」を起こしました。こちらが現在のケルビムですね。
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ブランドは3RENSHO。競輪の予選・準決勝・決勝の3戦をトップで、との由来があります。
ちなみに、そのチームビルダーが、現在のM.マキノサイクルファクトリーの牧野政彦氏でした。
もちろんロードレーサーも製作しておりましたが、NJS認定だけあって、やはりトラックレーサーの印象が強いですね。90年代前後のMTBブームの際にはMTBも作っておりましたので、今現存するならばきっとレアでしょう(^^;
シクロウネ閉店後、3RENSHOスポーツというお店もありましたが(ランドナーがニューサイの表紙も飾りましたね)その関係性などは、残念ながら小職はインターネット以上の情報は把握しておりませんm(__)m
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自転車フレーム・パーツの買い取りは三月銀輪館まで、お気軽にご連絡下さい。
三月銀輪館のサイト又はフリーダイヤル:0120-68-3196(10-20時)までご相談下さい。