サイクルイベントの風景

2015年「ツール・ド・フランス観戦塾」簡易レポート

今年も「さいたまクリテリウム」が実施され、チーム「ジャイアント・アルペシン」のジョン・デゲンコルブ選手が優勝したのは記憶に新しいところです。
余談ですが、ちなみにクリテリウムとは小さな周回コースを走り競うものです。昔はマファック社から「マファック・クリテリウム」というブレーキもありましたので、そちらでご存知の方も多いかもしれません。
さて、その前日イベントとして「「ツール・ド・フランス観戦塾」が開かれましたので、今回はその観戦記です。(店員Kより)


画像1
J・ SPORTSオンデマンドでも放送されておりましたのでご存知の方は多いかもしれませんが、「さいたまクリテリウム」の広報イベントとしてレース前日に開催されました。

出演者はツール・ド・フランス司会としてお馴染みのサッシャ、栗村修の両氏を司会とし、ロードレースではいくつも優勝を経験した生きる伝説のベルナール・イノー、そして、翌日走行予定の新城幸也・別府史之選手、そして海外招待選手のクリス・フルーム、ホアキン・ロドリゲス、ロメン・バルデ、そしてジョン・デゲンコルブ選手となっています。
ちなみにイノーといえば、1985年のツールで落車して鼻を骨折、鼻血を出しての激走を、当時はNHKでダイジェストが放送されたこともあり、ご記憶の方もいらしゃるかもしれません。

画像2
最初のイベントはイノー、新城、別府選手らによる来年2016年のツール・ド・フランスコースの解説です。
その中で新城選手は「来年は3つのグランツールすべてに出場してもよいと思っている」と発言していたので今から楽しみですね。
(※グランツール:欧州で開催されるプロレースでジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャのことを指します。)

画像3
続いて行われたのが、海外招待選手4名による法被ジョーヌをかけたクイズ大会です。

画像4
1問目・2問目は簡単な問題なので難なく全員正解

画像5
3問目もクイズと思いきや今回は絵心対決ということで、さいたま市のPRキャラのヌゥ君のイラストを描いて、一番美味かった選手が優勝というものでした。

画像6
会場にもヌゥ君は来ていましたが、栗村氏は事前にお手本ということで描いてきており、中々上手です。

画像7
海外招待選手4名は、あまり絵心はなかった模様でしたが、勝負師の目つきになり真剣に描いていました。しかしフルーム選手はヌゥ君をあまり見ずに栗村氏が掲げたイラストをジッとみて描いており最後にカンニングを指摘されていました(笑)

画像8
最終的に優勝はデゲンコルブ選手となり法被ジョーヌと副賞の岩槻特産のミニ兜が送られていました。


という訳で、スター選手を身近に見るのは、良いイベントかもしれません。
「さいたまクリテリウム」も2013年に始まったばかりの、まだ新しいイベントです。マラソンと違い、自転車レースはまだまだ日本では馴染みがあるとは言えません。まだ試行錯誤だと思いますが、是非、今後とも続けて頂いて、お馴染みのイベントになる位、大きくなって欲しいと思います。

2003ジャパンカップ観戦記(宇都宮市森林公園)

今回の”サイクルイベントの風景”は2003年のジャパンカップの観戦記です。

「ジャパンカップはアジアにおける最大レースの1つであり、ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアといった、世界の第一線で活躍する選手たちの本気の勝負を間近で見られる日本で唯一の大会でもあります。 現在ワンデイ・レースとしてはアジアで唯一、最上位カテゴリーのオークラス(Hors Class = 超級)のレースとなっています。」(2015年ジャパンカップ公式サイトより引用。)

このようなプロのロードレースを間近で見る機会があり、その迫力は予想以上、幸せな体験でした。皆様も機会がありましたら、ぜひ一度ご観戦してみて下さい。お勧めです!
(なおコースや観戦マナーはあくまで2003年当時の状況です。最新の情報は主催者のサイトをご覧下さい。)


本日はサイクリング仲間のお誘いでサイクルロードレースを見に行く。

沿道でのロードレース観戦は自転車は初めて。定番のマラソンでも、中山竹道選手を見たのは何時のことだったか・・・。
とにかく生で観戦する機会など滅多にない。まして本大会はヨーロッパのトレードチームも出場する国内最高峰の大会だけに、とても楽しみだ。

7時半にJR宇都宮駅に到着。駅舎には「歓迎ジャパンカップ」のポスターが貼ってある。
会場の森林公園に向けて街中を自転車で走っていると、チームカーなど関係者の車に出会う。そして沿道には大会のノボリも立ち、いよいよ気分も盛り上がってくる。IMG_0003a
会場は既に大勢の観客で賑わっていた。我々のような自転車組も多く、雑誌で見かけるような高級ロードが道路脇のあちこちに停めてある。

広場では、サエコ、スバルといった各ブースが出展しており、選手のポストカードなどを配っている。そしてコースの裏手にピットがあり、当然立ち入り禁止なのだが、ウォーミングアップか、ファンサービスか、自転車に乗った選手がピットからコース内に出てきてくれる。とたんにファンに囲まれ記念撮影とサイン攻めだ。地元の方と思われるオバちゃん達もおり、サイン帳片手に選手を追いかけている。選手たちもそれに応じ、緊張の中にも和やかな雰囲気だ。
写真はファンサービスに応じる、ビアンキのガルシアカサス選手とプラザ選手。

さて、コースは1周14.1kmを全部で11週し、全151.3km。
途中には最大勾配14%の登り坂もある。会場で購入したパンフレットにはプロフィールマップも掲載されており、意外と起伏の多いコースだということがわかる。IMG_0008a
いよいよ午前10時にレースは開始。
スタートからいきなりの登り坂なので、はじめから勢い良くダンシングした選手たちが目の前を一気に駆け抜ける。

IMG_0015a
我々も選手の後を追うことにする。
最初は歩いて移動していたが、他の観客は自転車を沿道に持ち込んでいるので、警備員に確認すると、最後の回収車が通り過ぎた後なら走行はOK、ただし逆走はNGとのこと。
という訳で、今しがた選手が疾走していった道を我々も自転車で移動するのだが、それが何とも言えずに不思議な気分だ。

自転車で走りながら観戦に良さそうなポイントを探す。山岳賞が設定されている古賀志林道のピーク(写真)、県道への下り道、田野町交差点のカーブ、鶴CC手前の登り坂など。
適当な場所で地面に腰をおろし、選手が来るまではノンビリ待機だ。まるでサイクリングの途中で日向ぼっこをしているかのような、ゆっくりとした時間が流れる。このギャップもいい。

IMG_0024a
そのうち白バイの姿が目に入り、オフィシャルカーが通り過ぎると、いよいよ選手の姿だ。
まずは逃げの選手が走り抜け、次に集団が一気に走り過ぎる。束になった風が吹きぬけ、文字通り旋風が巻き起こった。拍手と共に、頑張れ!アーレ!の歓声だ。友人氏はサインを貰ったビアンキのガルシアカサスに声援を送っている。選手に続いてチームカーがタイヤを鳴らしながら追随して、最後に回収車が去ると、何とも言えないざわめきが起こり、再び元の静けさに戻る。弛緩と緊張の連続。その繰り返しだ。

IMG_0022a
さて、我々もコースを1周してみるが、さすがに登り坂はキツイ。もう、1周で勘弁願いたいという道だ。それを11週するとは(しかもロードのギア比で!)、やはり選手と言うのは只者ではない。
なお会場ではラジオ局が中継をしている。今度からはラジオ持参で観戦すると、細かい展開が分かって一層楽しいと思う。
写真は田野町交差点のカーブ地点。道幅いっぱい使ってのコーナーリング。

IMG_0029a
鶴CC付近にて、最後の登り。先の林道より勾配はきついそうだ。
レースの方は、日本人3名が登り坂を利用して開始早々にアタック。
逃げを形成し、一時は集団に5分の差をつけるも残り3週で吸収。最後は集団から飛び出した外人選手2人のゴールスプリントで、ランプレのバルベーロが昨年に続いて2連覇を達成する。99年についで3度目。2位はクイックステップのシンケビッツ、3位はコフィディスのトレイティン。ガルシアカサスは惜しくも4位。日本勢では田代恭崇(BSアンカー)の10位が最高だった。

帰りは新鹿沼駅までひと走り。
他の観客は宇都宮駅方面に流れるのだろうか、観客の姿もほとんど見ない。駅前で軽い食事をした後、電車の座席では、心地良い疲れとレースの余韻に浸って、いつしか夢の中に入っていった。
---
(参考)
・ジャパンカップ公式サイト http://www.japancup.gr.jp/
・日本自転車競技連盟 http://jcf.or.jp/

さいたまクリテリウム2014観戦レポート

最近イベント用にカメラを買ったのではしゃいでるスタッフKです。

先日25日(土)に行われたさいたまクリテリウムを観戦してきました。

DSC_0187

11時の時点でパブリックビューイング前の場所、前列が埋まってしまったため、このように3列目での写真になっています。

ご存知の通り、さいたま新都心駅前で行われたさいたまクリテリウムですが、そちらの観戦レポートになります。

DSC_0008

10時の開会式では、さいたま市長や、駐日フランス大使の開会宣言があり、その後、プラチナサポーターと、応募で当選した方の一般走行会がありました。

DSC_0013

痛チャリや、ネタ自転車乗りの方がほとんどいらっしゃらなかったので、特に観戦せず、会場内と、同時開催されていたサイクルフェスタの方に行ってみました。

DSC_0006
会場内では同時開催のさいたまるしぇが開催されており、フランス料理やワイン、シャンパンが楽しめました。

DSC_0007

グッズ、物販もありTシャツやキーホルダー、ウェアなどなどが販売されていました。
自分はTシャツとボトルを購入。

DSC_0015

DSC_0016

DSC_0019

サイクルフェスタの方では、試乗会、展示、模擬店や、イベント、パブリックビューイング席がありました。

また、中央のイベントスペースでは子供向けの自転車乗り方講習会や、BMXのショーがあったりとスポーツ自転車乗らない人でもかなり楽しめる内容に
なっていました。

DSC_0029

また、普段のスポーツ自転車イベントとは違い、親子連れがかなり多かったのが印象的でした。
そういうこともあってか、普段試乗会では見かけないジュニアロードも数多く展示、試乗されていました。

ただ、今回の試乗会は会場が狭かったということもあり、試乗するまでにかなり並ばないといけない(一定間隔ごとに走行)ため、ちょっと物足りない部分はありました。

それで、肝心のレースですが、ポイントレースはサイクルフェスタのほうにほとんどいたため、どうなったか不明でしたが、メイン会場で観戦していた友人の話では、メインレースよりかは盛り上がらなかったが、こっちのほうが面白かったとも言っていました。

DSC_0106
写真は移動中、歩道の上で偶然選手たちがきたので、撮影しました。
ポイントレース1回目後半のものです。
ここの反対側が丁度メインレースの山岳賞ポイント計測地点となっています。
斜度は7%程らしいのですが、選手たちからしたら距離もないので、山岳というものでもないので、若干強引な賞とも言えます。(笑

DSC_0152
その後、2戦目のポイントレースも観戦してきました。
ニーバリ選手かっこいいです・・・。
結果はデマール選手が勝利、ニバリは2位でした。

DSC_0157
また、このレースで引退の盛選手がニバリと一緒に逃げ、レースを盛り上げていました。

メインレースは、先導車の誘導のもと、パレードランが行われ、1周3.1km、20周合計、62.0kmのレース。

DSC_0176

1枚目に載せた写真にある通り、先頭はニーバリ、マイカ、フルーム、サガンが先導。

レース終盤は会場全体がすごい盛り上がりで写真を撮るのを忘れてしまいましたが、
残り2周で新城と別府が逃げ、会場が大興奮に、しかし、半周で吸収され、ニーバリが折り返し地点前の坂道で逃げを開始、パブリックビューイングで見てましたが、60km走って、この加速ができるとは・・・。と、世界の凄さを体感。

しかしそのニーバリの逃げを許すわけもなく、他の選手(キッテル、クリツォフ、サガン)が最後のストレートでハンドルを投げ合う。
新城は車体1台分後方で検討するも入って行けず5位、最終的にキッテルが優勝となりました。

といった感じで長々となりましたが、かなり楽しめる内容となっていました。
フランス大使も来年もまた開催したいと言っていたので、来年こそは会場内で観戦したいと思います。
---
三月銀輪館ではロードバイク、ロードレーサーを高価買取しております。
お見積だけでも大歓迎です。お気軽にご相談下さい。

湾岸サイクルフェスティバル2014に参加してきました

7/26・27に行われた湾岸サイクルフェスティバルに一般参加してきました。

キャプチャ

事前のサイト告知だと、フリーマーケットもあるということで楽しみしてましたが、無くなってたので残念です・・・

出店ブースはSHIMANOや、パナソニック、InterMax、KABUTOなど 10社ほど参加していました。

IMG_20140727_125359

IMG_20140727_150555

参加者が多くあまり試乗できませんでしたが、パナソニックも魅力ある製品を試乗車に出してきたので、今度購入するロードのリスト入りしました。

IMG_20140727_140037

MAVICのブースでは全世界6000本限定のキシリウム125もあり、奥には125周年モデルのサイクルジャージも 波打った形状で、削りに削られかなり軽くなっているようです。
また 1本だけ黄色塗装されているのが、グッドです。

IMG_20140727_124816

その他あまり他のイベントでは見かけない、痛チャリグランプリなるものもやっていました。

IMG_20140727_140631 IMG_20140727_150932

展示の他、イベントではレースも行われ、27日はJプロツアー第12選のクアテリウムと、こういうイベントではおなじみの安田大サーカス団長とガールズケイリンの イベントレースもありました。
安田団長は3周目あたりでアタックをかけるも1周で吸収され見せ場なく、確か6位でフィニッシュメインのJプロレースは最後まで観れなかったのが残念ですが、かなり序盤から逃げにはいった 4人の逃げが決まり、宇都宮ブリッツェンの阿部選手が見事勝利を決めたようです。

IMG_20140727_135428 IMG_20140727_151023

その他SHIMANOとMAVICのサポートカーの展示もありました。

DSC02672

物販はそこまでなかったのですが、KABUTOの傘が安かったので思わず購入。
大きくて便利です。

三月銀輪館では、ロードバイクだけでなく、こういったグッズの買取りでも 問題ございません。自転車関係品でしたらなんでも大歓迎です。

話がそれましたが、またこういった展示会があれば見に行って紹介したいと 思いますので、よろしくお願いします。

————————————————————————–

三月銀輪館 自転車買取致します。
フリーダイヤル:0120-68-3196(10-20時/年中無休)

————————————————————————-