静岡県/戸田峠から真城峠へ(サイクリングの記憶)

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前回の「サイクルツーリングの記憶」は<東京・藤原峠と横沢入>でした。
今回は関東地方を飛び越えて、静岡県の記録です。


【年 月】 2003年4月
【ルート】 JR函南駅-狩野川沿い-修善寺-戸田峠-真城峠-戸田港-r17-R414-JR沼津駅
【走行距離】 約87キロ
【車 種】 ランドナー

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JR函南駅を8時に出発。
交通量の激しい国道からは早々に退散し、狩野川の土手へとハンドルを向ける。
狩野川の川沿いには、菜の花やタンポポが咲いており、1月に訪れた時とは違って、すっかり春めいている。
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修善寺で狩野川とは別れ、温泉街へ進む。
その温泉街とも別れ、そのまま北又の集落へ。
北又川沢沿いの、車もほとんど通らない一本道を登る。
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道はその後九十九折れになり、林道のような雰囲気だ。
ウグイスの鳴き声を聞きながらノンビリ登ると、2車線に幅が広がった車道に合流。
こちらが本線と思われる。ここで「だるま山高原レストランまで2.7km」の表示がある。

合流してからは単調な道が続く。戸田(へだ)峠までは、まだまだ登りだ。病み上がりの身には相当こたえた。
その後、左手に達磨山林道の入口、そしてキャンプ場を通り過ぎると、やっと高原レストランについた。多くの休憩客で賑うレストランの裏手からは、写真の通り、駿河湾越しの富士山を見ることが出来る。
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レストランからひと上りして、ようやく戸田峠(標高720m)に到着。
展望はきかないせいか、広い駐車スペースがあるも、どの車も止まることなく、どんどん通り過ぎて行く。
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さて峠からは待望のダウンヒルの始まりだ。
下る途中に瞽女(ごぜ)展望地があり、これから下る道や戸田港などが一望出来る。観音様も祀っており、”瞽女さん”つまり盲目の旅芸人が、この峠道で大雪のため凍え死んだそうだ。そして村人が安全祈願のため観音様を祀ったとのことだ。(現地の説明版より)
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地で少々休憩した後、下界を目指して車の少ない車道を快適に飛ばす。しばし下りを堪能した後、戸田港との分岐点から分かれて、もうひとのぼり。真城峠(標高491.8m)へ。

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峠からは戸田港方面へ進路を向ける。車はほとんど通らないのだろう、戸田峠から戸田港へ向かうために、わざわざ真城峠を経由する必要もないだろうから。

道に散乱する落石に注意しながら、独り占めにした道を慎重に下っていく。
突然、目の前にポッカリ富士山が現れた。予期していなかっただけに、アッと驚く。まるでこの道がそのまま富士山に続いているようだ。サドルから降りて、しばらくその姿を堪能。

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木漏れ日を浴びて、緑色の光線の中を走っているようだ。
下るにつれて、散った桜の花びらが道の上を絨毯のように続いている。

戸田港からは海岸線の県道17号を走る。景色は良いが、井田(いた)に向かうまでの標高差約150mの登り返しが2度もあるのが何とも辛い。
やっとこさ最高点の井田トンネルを抜け、あとは平坦な道を走るだけだ。
海越しに富士山を見ながら沼津へと向かう。国道414号に合流してからは、交通量も非常に多く路肩も狭いので、路面とのニラメッコ。その後、沼津駅には15時半過ぎに到着。

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菜の花と富士山が印象的な、伊豆のサイクリングの思い出でした。
ではまた、次回!
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